前回のライブも皆様の同情で沢山お越し頂き、日本もまだまだそんなに捨てたもんじゃないな、愛とか優しさとかに満ち溢れている良い国だな、とつくづく感じました。(なんのこっちゃ)

日本を離れ少し出張してきましたが、飛行機に乗るたびに必ず毎回或る友人の言葉を思い出します。その友人は当時私のビジネスパートナーの台湾人でしたが、10年以上前に台北の空港で大きな飛行機事故に巻き込まれ、ニュースを聞いたとき本当に耳を疑いました。亡くなった方も多数いらっしゃいましたが、彼は無事に生還しました。

彼の生還パーテイを派手にぱっと(と言っても数名の親しい友人とで)やったのですが、そのとき彼は私に強く!!こう言いました。

「Hiroshi(以降英語で会話したのですが私、書けませんので日本語で)!飛行機に乗るときは完全に離着陸終わってからスリッパに履き替えろ。お前はデブだから飛行機に乗るとすぐに履き替えるだろ?」

「Yes!(これは書けます)」

「俺もそうだ、見ての通りだ、だから今回本当に大変だった、あわてて逃げるとき既にスリッパだったので脱げてしまって、靴下も肌蹴てしまい裸足で逃げた。しかし機内も表もガラスだらけ、破片だらけで痛くて痛くて走るどころか歩けるどころでもなかった。血だらけになりながらもまぁよく逃げられたもんだ。運が良かっただけだ、俺と同じような人が何人もいた、逃げるとき振り返ったが確かに逃げ遅れる人たちを見た…。」

そのアドバイスどおり数年は彼の言いつけを守りましたが、一度も飛行機事故に遭わないので(当たり前ですね!)その言葉は今でも強く思い出しますが、だんだん風化され、思い出しながら飛行機に乗るとすぐに靴を脱いでしまいます。窮屈で早く開放されたいのです。(ちなみにその頃より順調に20kg弱増しとなっていますんでギュウギュウです)

人間なんてそんなもんですよね(お前だけだよ!と言われそうです。)

その教訓をもとに「足を靴に合わせるな、靴を足に合わせろよ」という意味深い?作品も作りました。聴きにきて下さいね。ハマればあなたの人生変わりますぞ!

橋本 ひろし