ある意味エアコンは人間のエゴを象徴しています。エアコンはある液体を圧縮したり膨張させて部屋の中の温度を下げ、外の温度を上げます。熱交換というやつです。(冬はこの反対)これを日本中の家庭や会社でやっているのです。自分だけ冷やして、その分皆で外に吐き出しているんですね。自分だけ涼しければ良いと。しかもこの現象を作り上げるために地下から原油を汲み出し、日本にタンカーで運んできて精製し、燃やして電気に変え、送電線で送ってエアコンの中の数個のモーターを回してようやくエゴが実現するのですが、実現するまでに前記の工程で多大なエゴが発生し、自然を敵に回しているわけです。この現実を享受している私たちも涼しい生活が手放せなくなり、いそざきさん個人のエゴと傲慢さは我々自身でもあるような気がしてきます。
だからなにかと言うわけでもありませんが、エゴと傲慢さは誰もが持ち合わせているもの、だからこそ「私はエゴイストだ、ちと恥ずかしい」と意識することがエゴ度数を下げる。皆がそれを意識すれば自然にも、人間社会にもエゴブレーキがかかって、いくらかましになっていくような気がします。いつになく面白くないメールで申し訳ありません。
ライブで挽回いたします。
エゴと傲慢、その2
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